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メディアワークス文庫
書名:不思議系上司の攻略法
発売日:
著者:水沢あきと
イラストレーター:

あらすじ

梶原健二はしがないSE。その日も土曜日にも関わらず取引先に呼び出されていた。仕事が一段落した後、連れて行かれたのはよりによってメイド喫茶。しかし、健二はそこで「カヨ」と呼ばれるメイドと出会い、その献身さに一時の癒しを得たのだった……。

そして月曜日。グループ企業から派遣された年下の女性が健二たちのチームの上長として着任。露骨に煙たがる同僚たちをよそに、健二はまったく別の衝撃を受けていた。そう、その女性はメイドの「カヨ」に良く似ていて……!?

なさそうでありそうな、新感覚オフィスラブストーリー。

感想

これまた最近流行?の主人公がSEのライトノベルです。SEをやっている私は非常に感情移入しやすい作品でした。ちなみに著者の水沢あきと先生は現役のSEと作家の二足の草鞋履いていることもあり、システム開発の描写はリアルで同じ業界の人間としてかなり共感できるものになっています。

メディアワークス文庫から刊行されている作品で、電撃文庫から刊行されている『なれるSE』シリーズより大人向けになっています。ライトノベルにしては登場人物のキャラが弱い気がしますが、より実際に居そうなキャラクターになっていてむしろ良かったんじゃないかと思います。

あらすじでは新感覚オフィスラブストーリーと紹介されていますが、ラブ部分はメインではなく年下上司ヒロインの秘密を知ってしまった主人公とヒロインが真面目にプロジェクトの課題・問題点を解決するために奮闘するお話です。設定的には萌え要素などが多分に含まれそうな感じですが、そういう要素は一切無くリアルさを追求していることを伺えます。

またストーリーの本筋には主人公たちが取り組むプロジェクトに隠された陰謀を暴くというサスペンス要素もあり、そういったお話がが好きな方にもお勧めな作品です。

ヒロインは魅力的なキャラクターで主人公も正義感があり好感の持てるキャラクターなので、二人の関係がどのように進展するのか気になります。早速2巻以降を購入したいと思います。

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メディアワークス文庫
書名:僕と彼女とギャルゲーな戦い
発売日:2010/11/25
著者:西村悠
イラストレーター:夏生

あらすじ

小説家を目指すも夢破れ、就活では60社を受け連敗中。そんな失意の底に沈む嶋谷一(通称イチ)の前に現れたのは、高校時代に憧れていた美しき先輩。彼女は昔と変わらぬ笑みを浮かべ、戸惑うイチにこう告げるのであった。「私に、付き合ってほしいの」。

ギャルゲーのような展開で騒がしくなったイチの夏休み。しかしイチが引きずり込まれたのは、まさにギャルゲー作りの現場(カオス)そのものだった!?ひと癖もふた癖もある人々が織りなすモノ作りにかける戦い。その先にイチが見るものは!? ちょっとショッパイ青春グラフティ。

感想

『妄想ジョナさん。』が面白かったので西村悠先生のメディアワークス文庫の他の作品も買ってみようと思い、この本を手に取りました。『妄想ジョナさん。』はその名の通り主人公の妄想世界を中心としたお話でしたが、この『僕と彼女とギャルゲーな戦い』はタイトルこそギャルゲーとありますが、とてもリアルなお話です。

小説家になることを諦めた大学生の主人公に高校時代の憧れの先輩が現れて…というありがちな出だしで始まりましたが、ヒロインとの甘酸っぱい青春ストーリーというものは全くありません。ギャルゲーのシナリオライターとして先輩が働くゲーム会社で働くことになった主人公と仲間たちが次々とあらわれる問題、障害を乗り越えてゲーム制作をするというお話です。このゲーム制作がとてつもなくきついもので、スケジュールが短い、予算が少ない、要因が少ないの三重苦でまさに困難なプロジェクトで、さらにいろんな問題が次々と起こるため、デスマーチ状態で制作を続けていくことになります。

とにかく問題がおきまくるので、読んでる方も心の落ち着く暇がなく、最後まで一気に読める作品でした。ヒロインとの恋愛要素もあるのかなと思っていましたが、やり取りはほとんど仕事のことで、あまりそういう要素はありませんので恋愛要素を期待する人にはあまりお勧めできないかなという印象。どちらかというと仕事とはどういうことか、社会人として大切なこととはなんぞやということが分かる本だなという感想です。私もシステムエンジニアをやっているので、この辺りのことについてはすごく共感できる部分が多かったです。社会人の人、学生の人どちらにもオススメできる作品です。


メディアワークス文庫
書名:妄想ジョナさん。
発売日:2011/9/23
著者:西村悠
イラストレーター:ふゆの春秋

あらすじ(公式より引用)

これは、自らの妄想と現実の区別がつかない大学生『僕』の物語だ。大学一年生の春、恋する僕は確かに幸せだった。憧れの人が、自分の妄想の産物だと気付くまでは。大学二年の秋、傷心から立ち直れない僕の前にひとりの女性が現れる。その名はジョナさん。彼女もまた僕の妄想の産物だ。驚いたことに彼女は、僕を妄想から解放すると宣言した。  自らの妄想に導かれ、壮大な脱妄想計画が幕を開ける! 大学キャンパスがロンドンに変じ、ラブホテルが魔王の城と化す、妄想にまみれた東京多摩市で展開する、騒々しくも切なく、悲しくも情けない恋の物語。

感想

メディアワークス文庫をはじめて買いました。普通のライトノベルの扱いではないらしく、扉絵は有りますが挿絵はありません。あらすじを読んで面白そうだったので買ってみました。

妄想の美女が救世主!? 哀しくも笑ってしまう新感覚恋愛物語という謳い文句のこの作品ですが、主人公は現実世界に妄想が浸食してくるという『妄想―現実間境界領域拡大症候群』という病気にかかっています。その病気っぷりが物凄く重症で、親友だと思っていた友人は妄想で存在しなかったり、運命の女性だと思っていた彼女は電柱だったり、現実世界(東京都多摩市)に中世ヨーロッパの格好をした人や車があふれかえったりしています。早く病院に行け!と思いますが、主人公は妄想の中で引き籠もりがちな大学生活を送っています。

謳い文句通りの作品だなと思います。電柱に恋した男として学内で有名になってしまい周りの人たちから好奇の目や憐れみの目でしか見られない等の何とも言えない哀しさとポジティブなジョナさんや周りの十分変人と呼べる人々とネガティブ主人公のやり取りの面白さが両方あります。

ヒロインのジョナさんは主人公の妄想の産物ですが、とても普通の女の子のように見えます。エッチな雑誌が苦手なところや、主人公の運命の女性そっくりな女性が現れた後の嫉妬する姿などはとても可愛らしいです。そんなジョナさんと関わり合うことでだんだんと妄想から解放されてくる主人公ですが…。妄想から解放される先に何が待っているのか。そんな感じで作品のクライマックスに向かっていきます。

最後はベタなオチですが良い締め方だと思いました。『妄想の彼女が実際に現れる。』こんな妄想をしたことがある人におすすめな作品です。

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プロフィール

シバツジ

Author:シバツジ
職業:システムエンジニア
趣味:ライトノベル、ネットゲーム、フィギュア、散歩


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